今回で5回目となった「DESIGN CAMP@奥大和」では、奈良県で活躍するデザイナー、シンガポールデザイナー、奈良県在住の通訳・コーディネーターが一つのチームとなって3社の地元事業者に受け入れてもらいました。

コロナ禍での渡航制限のため、シンガポールデザイナーはフルオンラインで参加。一緒に滞在しながら経験・話し合いができないため、プログラム前に事前にコミュニケーションを取りながら、一緒にプログラムを決めることでチームビルドをしていきました。 体験の期間は、奈良県デザイナーが現場で体験したこと、知ったことなどをオンラインで随時アップデートしていき、アイディアを話し合っていきました。 今回は製作時間を10日間と長く設け、方向性・役割分担・一つの提案としてまとめていくのをチームのみんなで作り上げました。

＜提案内容＞

ウェルネス：課題であった「知ってもらい、購入する方法」を構築するために、ウェブサイトとオンラインショップを構築。さらに、商品の魅力を伝えるためのパッケージデザインを提案しました。

吉谷木工所：製造の役割だけではなく、今の生活では馴染みのうすい三宝について伝える役割を持つことを提案し、曲げの技術を使った新しいプロダクトを通して三宝をもっと知ってもらえるための提案をしました。

森庄銘木：山を守り・山から切り出して運ぶ・製材と販売までと幅広い役割を担っている会社。未来を担っていくために、自分たちが背負っていくブランドメッセージ・プランを提案しました。

また今回は発表会後も、チームで伴走を続けることによって、デザイナーたちが提案した未来の可能性の種が少しづつですが、動き出しています。